【新唐人2015年1月23日】上海市政府は21日、去年の大みそかに発生した転倒事故の調査報告書を発表しました。黄浦区(こうほく)のトップ級の官僚を11人、免職などの処分にしましたが、死傷者に対する賠償には触れませんでした。上海市の指導者のうち、誰が責任を取るのかも不明です。
当局は21日、大量のパトカーを配備して、記者会見を開きました。
記者会見では、上海市黄浦区のトップら11人の官僚を免職などの処分にすると発表されました。
先日香港メディアが報道したところによると、李克強(り こくきょう)首相は事故発生後に4度も上海市のトップ、韓正(かん せい)書記に電話をし、事故は汚職が招いた惨劇で、人災であると批判したそうです。
現在、上海市の指導者のうち誰が責任を取るべきか、注目されています。
遺族が注目する賠償問題は記者会見で触れられず、記者が質問しても返答が得られませんでした。
2014年の大みそか、上海の外灘(バンド)で年越しイベントが行われていたさなかに、惨劇は起きました。当局の発表によると、事故で36人が死亡、49人が負傷し、今でもまだ3人が入院しています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/01/21/a1170951.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/水田 映像編集/李)